羽毛ふとんの製造工程(工場案内)
サンモトでは自社工場で羽毛ふとんを製造しています。
ここでは羽毛ふとんのできるまでをご案内いたします。
原料の選別
世界各国の農場から集めた原料をダウン率別に仕分けします。
風で吹き上げることで羽毛を飛ばしていき、ダウンのように軽いものは遠くまで飛び、フェザーなど重たい部分は近くに落ちます。これを8段階で仕分けします。
除じん・乾燥
仕分けされた羽毛を大型の羽毛洗濯機で洗います。
洗いながら除塵し(小さなチリ・ホコリや壊れてしまったフェザー、ファイバーを取り除くこと)乾燥機にかけて良く乾かします。
国内でのパワーアップ
圧縮された状態のまま日本までの長い船旅で羽毛は疲れてしまっているので、
日本国内でパワーアップという工程を経ます。
羽毛に高温のスチームを掛けてもう一度よく乾燥させることにより羽毛はもとのとても元気な状態に戻ります。
最初はこんな感じでギュウギュウ詰めです。これで60kg位入っています。
スチームでふわふわの状態に戻った羽毛を大きな袋に8キロ~10キロずつゆったりと入れて工場では保管しています。
ふとん側へ羽毛の投入
200種類もの生地をいつでもふとんにできるように側に縫って在庫しています。注文に応じて柄・サイズ・羽毛の種類・充てん量を決めて加工していきます。
このタンクに羽毛の原料を入れてふとん側に詰めていきます。
タンクには一度に約10枚分くらいの原料が入ります。
ふとん側の1マスずつにコンピューター制御で1g単位で計量し、熟練の職人が詰めていきます。
口閉じ・検針
羽毛を詰めた充てんの口をミシンで閉じます。
その後一枚ずつきちんと羽毛が入っているか製品の重量を計り、検針機に通します。
検針機に通すことで製品への折れた針先の混入や原毛への異物混入などをチェックできます。
仕上げ・検品・梱包
最後に目視での製品検査をして綺麗にたたみます。
各製品に応じた下げ札類や値札などを付けたらバッグに詰めて梱包します。
お客様の手へ届くまで熟練の職人達の眼と手でチェックを重ねながら羽毛ふとんを真面目に作っています。